女性救急医支援プログラム

近年、医師国家試験合格者に占める女性の割合は30%を超え、様々な医療現場において女性医師の活躍が期待されています。しかしながら、女性医師からは、結婚、出産、家庭など仕事以外に多くの役割を果たさなければいけないといった理由から、希望する診療科での研修をあきらめざるを得ないという声も聞かれます。

救急医療は、医の原点であり、男女を問わず医師として極めてやりがいのある医療です。本プログラムは、救急医療に興味を持つ女性医師が、仕事と家庭を両立させながら研修に従事できるように考えたプログラムです。

プログラムの内容

当部門は大阪府の三次救急医療機関の一つであり、主に重症救急患者に対する初期診療、集中治療、手術、病棟管理を全て救命救急センタースタッフが行っています。それぞれの患者の担当はチーム制としているため、本プログラム参加女性医師は、各人の希望に沿った勤務体制の中で研修することができます。

例えば、平日の日勤帯のみ勤務し、夜間、休日は自分の時間を持つといったことが可能です。また、救急のみでなく、総合診療や他の診療科に数ヶ月ローテートするなど、総合的な救急研修を行うことも目指しています。 これらの勤務体制は、本プログラムに参加される女性医師と個別に相談した上で決定いたします。

また、大阪市立大学医学部附属病院では、女性医師・看護師支援センターを設立し、託児所の整備、スキルスシミュレーションセンターの充実など、病院が一丸となって女性医師のキャリアアップを支援しています。

(女性医師・看護師支援センター:http://www.med.osaka-cu.ac.jp/cfdn/

対象

  • 卒後3年目以上で救命救急医療に興味のある女性医師
  • 年間 1~2名程度

待遇

卒業後の経験年数にもとづく当院の採用規定に準じます

  • 前期研究医:卒後3年目以上
  • 後期研究医:卒後5年目以上