■電子カルテシステム
大阪市立大学医学部附属病院救命救急センターでは、ペーパーレス電子カルテを平成19年5月から導入し、基幹部門システム(HOPE/EGMAIN-EX、富士通)と重症部門システム(PIMS、フィリップス社)の両者が連動して稼働していました。 2015年1月からは、基幹部門システムの更新に伴い(HOPE/EGMAIN-GX、富士通)と重症部門システム(Fortec ACSYS、フィリップス社)の両者が連動して稼動しています。
カルテ記載や、検査部・放射線部・手術部・輸血部・中央材料部門などへのオーダーについてはHOPE/EGMAIN-GXから、モニタリングデータや熱計表の確認、輸液指示などはACSYSから行ないます。
カルテ記載や、検査部・放射線部・手術部・輸血部・中央材料部門などへのオーダーについてはHOPE/EGMAIN-GXから、モニタリングデータや熱計表の確認、輸液指示などはACSYSから行ないます。
患者の状態が時々刻々と変化する救急医療の現場で、バイタルサインのパラメータがリアルタイムに把握でき、それに対して輸液の持続投与量の変更などの適正管理もできる…このようなことが電子媒体を通じて可能であろうか?そんな疑念をきれいに払拭してくれる電子カルテシステム、それがACSYSです。 さらに当センターでは初療室においては、従来より初療専用の電子カルテ独自の「初療PIMS」を用いて、外傷や心肺停止などの初期診療を滞りなく実施できています。
■カンファレンス室
救命救急センター病棟内には30名が討議可能なカンファレンス室を設けています。朝・夕のカンファレンス時には、大型モニターに映し出される電子カルテのデータを閲覧しながら、全患者さんの状態等を共有し、診療内容についてのディスカッションを重ねています。